みなさん、こんにちは!
突然ですが、『日本で一番最初につくられた本格的なお寺』がどこにあるかご存知ですか?
東大寺や法隆寺を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、正解は奈良県明日香村にある『飛鳥寺(あすかでら)』です。
のどかな田園風景の中にぽつんと佇む小さなお寺ですが、実は歴史の教科書でおなじみのドラマの舞台であり、日本最古の仏像が安置されている超貴重スポット。
今回は、そんな飛鳥寺の歴史ロマン溢れる見どころを分かりやすくご紹介します!
飛鳥寺ってどんなお寺?

飛鳥寺は、6世紀末(596年)に**蘇我馬子(そがうのまこ)**の初願によって建てられました。
当時の最高技術を持った百済(くだら)の技術者たちが、日本に招かれ、日本で初めて本格的な瓦葺きの屋根や、磁石を用いたガッチリとした伽藍(がらん)が造られた、まさに日本の仏教文化の原点とも言える場所です。
当時はいまの何倍も大きな巨大寺院でしたが、度重なる火災で多くの建物が失われ、現在は「安居院(あんごいん)」というお堂を中心に、地域に溶け込むようにひっそりと建っています。
見どころ1:日本最古の『飛鳥大仏』は、なんと写真撮影OK!

飛鳥寺を訪れたら絶対に外せないのが、本尊の『飛鳥大仏(釈迦如来坐像)』です。
なんと1600年超(609年)に造られた、日本最古の仏像なんです。
飛鳥寺ここがすごい!!
実は多くのお寺では仏像の撮影が禁止されていますが、飛鳥寺大仏は写真撮影が可能なんです!(*他のお参りの方の迷惑にならないよう、マナーを守って撮影しましょう。)
大仏様は長い歴史の中で何度も火災に遭い、全身に大きなダメージを受けました。
後世に何度も補修されていますが「 顔の一部(特に右目)」や「左耳」「手の指の一部」などは、なんと1400年前の創建当時のまま残されていると言われています。
アーモンドの形の鋭い目元や、どこか優しく微笑んでるようにも見えるお顔をぜひ間近でじっくり拝んでみてください。
お寺の方が詳しく丁寧な解説をしてくれるのも魅力の一つです。
見どころ2:歴史が動いた舞台!『蹴鞠の(けまり)の広場』

飛鳥寺の西側には、かつて広場がありました。
ここは、歴史の教科書に必ず出てくる大事件『大化の改心(乙巳の変)』のきっかけが生まれた場所です。
のちに天智天皇となる中大皇子と、中臣鎌足の2人が出会ったのが、この広場で行われた『蹴鞠(けまり)の会』
中大兄皇子の脱げた靴を鎌足が拾って差し上げたことから2人は意気投合し日本の歴史をガラリと変えるクーデターへと繋がっていきます。
何気ない野原に見えますが、「ここで歴史が動いたんだ…」と思うと、なんだかゾクゾクしてしまいますよね。
見どころ3:お寺の外にひっそりと佇む『蘇我入鹿の首塚』

飛鳥寺の西門を出てすぐ、のどかな田んぼのあぜ道を進むと、五輪塔(石碑)がぽつんと佇んでいます。
これが大化の改新で暗殺された『蘇我入鹿(そがのいるか)』の首塚です。
皇極殿(こうぎょくでん)で中大兄皇子たちに首をはねられた入鹿ですが、その首はなんとこの飛鳥寺の場所まで飛んできたという恐ろしい伝説が残されています。
かつて権勢を誇った蘇我氏の終わりを象徴するかのように、今は静かな風景の中に佇む首塚。歴史の切なさを感じずにはいられないスポットです。
飛鳥寺へのアクセスと旅のヒント!
- 住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥682
- 拝観時間: 9:00~17:30 10月〜3月は17:00まで
- アクセス:近鉄吉野線「飛鳥駅」または「橿原神宮駅」からバス、「飛鳥大仏前」下車すぐ。
- 駐車場:あり(20台)
オススメな巡り方
明日香村は、飛鳥以外にも「石舞台古墳」や「高松塚古墳」など、見どころがぎゅっと詰まっています。
飛鳥駅から**レンタサイクル(自転車)**を
借りて、のんびり風を感じながら田園風景のなかを巡るのがイチオシの観光ルートです!!
おわりに
歴史の教科書で一度は目にしたことがある「飛鳥寺」
実際に行ってみると、1400年前の空気感がそのまま残っているかのような、とても不思議で心地いいパワースポットでした。
奈良を訪れる際は、ぜひ少し足を延ばして、日本の始まりの地・明日香村と飛鳥大仏に会いに行ってみてください。